子供が1歳後半から、2歳を過ぎた頃に訪れる「イヤイヤ期」

イヤイヤ期になる前は、泣いても抱っこやなだめてなんとか治っていたのに、最近は、夜中に泣き出されるとなかなか狂ったように泣き叫ぶ、抱っこしてなだめようとしても反り返って嫌がられる。

無視をしてもずっと泣いたままだし、お昼間もちょっと気に入らないことがあれば異常なほど泣き出して手がつけられなくなってしまう。

ただでさえ寝不足でイライラするのに、どうしたら良いのかわからずに気が滅入っていく。

イヤイヤ期にある親はこのような状況ってご経験あるのではないでしょうか?

 

なんとか鎮めようとなだめるものの、お母さんのイライラと焦りが相まって、ついつい大きな声で怒って手を出してしまうことがあるかもしれません。

そんなときに周りの人から、あるいは旦那さんから「子供がかわいそうだわ」「そんなに怒らなくても」「もうちょっと優しくしてあげなよ」などという声が聞こえてしまうと、お母さんとしてもやりきれませんよね、、、

子供の泣き声が周りの迷惑にならないようにと、気を遣っているお母さん。
家での子供の駄々っ子に毎日付き合っているお母さん。
子供の毎日の「イヤイヤ」期を、どうやって過ごせばいいのかと悩んでいるお母さん。

むしろ、泣きたくなるのはお母さんなのかもしれません。

 

育児書を読むと「そういう時期があります」と書かれているため、心の準備を整えることはできるのでしょうが、実際のところはどうでしょう?

「おかたづけしよっか?」「ううん。イヤ~。」
「おててあらおうっか?」「あらわな~い。」
「おふろはいろうっか?」「でもね、はいりたくないの。」
「ねようっか?」「まだおきてるもん。」
「おかあさん、みんなのごはんつくってくるね」「いっちゃダメ~。」

掃除や洗濯、買い物にご飯の準備、、、「やるべきこと」と時間に追われ、ホッと息をつける時間もなく、子供の「イヤイヤ」にイライラして怒り、罪悪感にかられ自己嫌悪して疲れているのではありませんか?

子供の「イヤイヤ」が、心から「仕方がない」と思え放っておけるならば、どれだけ楽になることでしょう。

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【お母さんも、思いっきり怒って泣いてわめいてみてもいいのです】

 

人の心理とは不思議なものです。

たとえば、ものすごく怒りを持っているクライアントさんに対して、セラピスト側が、クライアントさん以上に、その出来事に対して「怒り」をもって接したならば、どうなると思いますか?

クライアントさんは、ご自身の持っている怒りから覚めてしまうのです。

あるいは、ものすごく悲しみにくれているクライアントさんに対して、セラピスト側が、クライアントさん以上に、その出来事に対して「悲しみ」をもって接したならば、クライアントさん自身が、その「悲しみ」から抜け出し始めるのです。

 

さて、ここで提案です。

子供の「イヤイヤ」に合わせて、お母さんも「イヤイヤ」をやってみてはどうですか?

子供が泣けば、お母さんも泣く。
子供が駄々をこねれば、お母さんも駄々をこねる。
子供が「イヤ」といえば、お母さんも同じことに「イヤ」という。

単なる「まねっこ遊び」だと思って、やってみませんか?

 

【お母さんが「イヤイヤ」をすることで、子供の気持ちを知り子供を落ち着かせるのです】

 

子供を真似てみるメリットが、お母さんに2つあります。

ひとつは、子供を真似ることで「イヤイヤ」をする子供の気持ちを察することができることです。
ひとつは、子供を落ち着かせることができることです。

 

子供の「イヤイヤ」の理由としてよくあげられることがあります。

・言葉が未熟だから
・お母さんの反応が嬉しいから
・注意をひくため
・思うようにならないから
・体調が悪いから

小さな子供は言葉が未熟なゆえに、思うことをうまく言葉にいい表すことができませんが、「イヤイヤ」としか表現できない子供の真似をすることで、表現が未熟な子供のもどかしさを感じ取ることができるかもしれません。

もしかすると、子供の「イヤイヤ」をまねしてみると、意外に楽しいかもしれません。

あるいは、声の大きさ、表情、言葉をすべて真似するのですから、この声の大きさは異常だな、、、これほど辛い表情をするのはなぜかな、、、と思うと、その「イヤイヤ」は、もしかすると体調が悪いからかもしれない、という考えに行きつく場合もあります。

頭で理解するのではなく、実際に子供の「イヤイヤ」を真似ることで発見できることがあります。
そして、その発見こそが子供の「イヤイヤ」を「仕方ないかも」と思わせるものです。

「仕方がないかも」を本心にするためには、実際にやってみて感覚を味わう、ということがとても大切なのです。

 

一方で、お母さんが子供の真似をすることで子供が落ち着きを取り戻すのは、お母さんが自分と「同じ状態」にあるという満足感を子供が得るためです。

赤ちゃんから幼児期の「母子一体感」という感覚がその後の子供の心理的成長にも影響するともいわれていますが、ここでいう「同じ状態という満足感」が「母子一体感」であり、子供の「愛されている」「安心できる」という感覚を育むのです。

また、お母さんの状態は子供に伝わります。

つまり、お母さんがイライラすればその興奮状態が子供に伝わり、子供は落ち着きがなくなります。
一方で、お母さんが子供の気持ちを知ることでお母さんの気持ちが落ち着けば、どうでしょう?
子供も一緒に、気持ちに落ち着きを取り戻すのです。

 

こんなお話があります。

子供が「おふろにはいりたくな~い!!」と駄々をこね始めました。
するとお母さんも「いや~!」といいながら言葉と子供の仕草を真似します。

そしてお母さんは「おふろにはいりたくな~い」といいながら、「おふろでせなかながしっこした~い」というのです。すると子供は、、、「ながしっこしよ!」となってしまったのです。

ここでは、お母さんが「子供の言葉が未熟」ということを感じとり、子供にとって「おふろ」を「遊び」に変えてあげたのです。
つまり、「おふろ」に遊び感覚を取り入れて「オモシロイ」という感情を子供が抱けるように、「おふろ」を「せなかながしっこ」という言葉に変化させたのです。

 

子供は、遊ぶことは好き。楽しいことは好き。強制されることはイヤ。ツマラナイことはキライ。
そして何より、お母さんが大好き!お母さんの気を引きたい!お母さんに構ってもらいたい!

子供は、言葉の未熟さゆえに、「イヤ」という拙い言葉と、「泣く」「わめく」という体を使った表現で、そんなシンプルで単純なことを、お母さんに伝えているのです。

 

「イヤイヤ」期。これも子供の「遊び」です。

イライラして怒って、罪悪感や自己嫌悪の悪循環にあなたが疲弊をするぐらいなら、「遊び」のつもりであなたも楽しくある方がいいと思いませんか?
子供と同じ単なる「遊び」を体験してみるだけです。

育児書の「仕方がない」を腑に落とすためにも、子供の「やっていること」を真似てみることはとても大切な視点です。

子供が何を感じているのかを体験することで、「イライラ」に歯止めをかけてみませんか?

「イライラ」で怒ることがなければ、お母さんは罪悪感や自己嫌悪に陥ることもないでしょうし、育児に対する精神的な疲れとも、お別れすることができるのではないでしょうか。

 

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