職場での人事異動や昇任があると、その影響がプライベートに及ぶことがあると思うのです。

たとえば、仕事の忙しさから帰宅が遅くなって家族との団らんが少なくなってしまったり。
夫婦の会話も減ってしまって、パートナーとの関係がぎくしゃくしてしまったり。

そんな風に感じることは、ありませんか?

 

数年前、昇進をしてから仕事が以前にもまして忙しくなりました。
家に帰るのも遅く、休日にも家で仕事をしてしまうときがしばしばあります。

ここ最近、妻と一緒に食卓を囲むことが少なくなりましたが、普段の会話をすることは心掛けています。
子供はいませんが、妻と一緒にいると心が和むみます。

ただ、妻の様子が少しおかしいのです。
話をしてもカラ返事が多く、ときどきヒステリックに怒り出すのです。
何もいわないのに急に泣き出したり。

この頃は、ずっとボーっとしている様子。
笑うこともなくなりました。

あまりにも心配になって病院へ連れていくと、うつ病だと診断されました。

どうすれば、妻の笑顔が取り戻せるのでしょうか。

 

【あなたは日常生活を楽しむこと。そして、そのなかに苦しんでいるパートナーが一緒にいること】

 

まずは「うつ」の状態から一瞬でも出ることが必要です。
もちろん、本人が「出よう」と思わなければ、「うつ」状態から出ることは難しいのですが、見守る人にもできることがあります。

それは、「楽しい」「嬉しい」と感じたときの記憶を呼び起こすお手伝いをすること。

その人のお気に入りの場所
その人のお気に入りの音楽
その人のお気に入りの食べ物

その人の「好きなもの」を集めて、少しでも違う状態を引き出してあげることが大事です。

始めは少しの反応でも構いません。
その代わり毎日続けること。

 

ただし、一瞬の心地よさを得ることは簡単です。

誰かに話を聞いてもらうことでも得られますし
耳障りのいい言葉を教えてもらうだけで得ることもできます

その時は心地よくても、2~3日もすればもとに戻るのです。
これでは、常に誰かを頼らなければ心地よさを得られない「パターン」を作るだけです。

いわゆる依存。

けれども、それは根本的な解決になりません。

では、どうすればいいのか。
うつ状態にある人が自分でできる「繰り返し作業」が必要なのです。

 

とはいえ、「うつ」状態にある人が「自分で何かをしてみよう」と思えるようになるには、根気がいることです。
でもだからこそ、周りで見守る人のお手伝いが欠かせません。

何も難しいことはありません。
見守る人が、いつもの生活を楽しんでいることです。

そして、その楽しい生活の中に「うつ状態にある人」が一緒にいること。
一緒に楽しむ気持ちが必要なのです。

「繰り返し作業」を言い換えれば「毎日の積み重ね」です。

小さなことでも毎日続けること、、、続けられること。
そのために、日常生活での「楽しさ」が大事なのです。

 

あなたにもこんな経験はありませんか?

親しい人とレストランや居酒屋で話をしながら食事をしていると、だんだん悩み相談になってきて、、、

けれども、そんなときに「おいしそうな匂い」が漂ってきたら、、、
ついつい、そっちに気が向いてしまい、思わずニンマリしそうになって、慌てて目線を戻してみたり。

カレーのいい匂い
魚の焼ける香ばしい匂い
とんかつを揚げるジューシーな音
炒め物があおられる音

食べ物で気持ちが明るくなることはありませんか?
あるいは、楽しかった思い出がふとよみがえったりすることも、あるかもしれません。

たとえば

小学生の夏休みにおばあちゃん家で食べたかき氷。夏にかき氷を食べると、遊ぶことしか頭になかった子供の頃を思い出す。

初めての子供が生まれる日に食べたすき焼き。すき焼きが食卓に並ぶと、子供を初めて抱いたあの日のことを思い出す。

夫の大好きな料理を並べた新婚当時の食卓。彼の好きな料理を作れば、新婚当時に見せてくれた彼の笑顔を思い出す。

 

「食べ物」は視覚だけではなく、音も、舌触りも、匂いも、味も、五感を駆使して捉えるものであるだけに、その印象は強烈です。

それが「いい思い出」とセットならば、なおさらのこと。
「食べ物」が「楽しい」「嬉しい」などを呼び起こす「感情スイッチ」となるのです。

 

日常生活にある風景、、、たとえば、毎日の食事から楽しんでみませんか?

どんな風に食卓を囲むと、楽しいですか?心が和みますか?
その食卓には、どんな料理がならんでいると嬉しいですか?
その食卓では、どんな冗談を話して笑っていますか?

こんな質問とともに頭で描いた答えをそのまま、やってみるだけです。

食べることは、毎日のことですから。

 

何気ない日常にあふれている「喜び」を一緒に感じることが、愛する人の心には大切だということを、覚えておいてください。

一日のうちのたった30分。
愛する人との食事のために使ってみませんか。

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